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(2008年11月26日のポルトガル復興議会にて承認されました)

情報の関連性

前項では情報を把握するために重要なポイントを解説した。
物事を正確に把握するためには、個々の情報同士を繋ぎ合わせてその関連性を知る必要がある。
本項ではその際に起こりやすいミスについて解説する。

例題

太郎君は用事があって学校の帰りに親戚のおじさんの家に寄ることになりました。
学校の校庭は一周200m、学校からおじさんの家までの道のりは1.6kmです。
太郎君は校庭を何周すればおじさんの家に着くでしょうか。

うっかり8周と答えた人はいないだろうか?
校庭を何周しようともおじさんの家にはたどり着けないというのが正解である。
上記の問題を口頭で出すと、驚くほど多くの人が答えを間違える。間違えた人々の多くは、情報の関連性について十分に考えなかったことで判断を誤っているはずである。

情報と情報の間で起こる錯覚

この問題のポイントは、校庭の一周の長さとおじさんの家までの道のりが全く関係ないことである。
同じように無関係な情報を結び付けてしまった例としては、1970年代前半のオイルショックが挙げられる。当時は原油価格とは直接関係のないトイレットペーパーや洗剤の価格高騰がうわさされ、買占め騒動に発展する事件となった。
また落語の「時そば」あるいは「時うどん」では、そばの代金と時刻という全く関係のない情報を混同することで、滑稽話として成立している。
これは、元々人間に情報を繋ぎ合わせて理解しようとする本能が存在するために起こる錯覚とも言われている。
本来は生物にとって生きる上で必要な力であったものが、

sakkaku1.jpg

人間が複雑な情報あるいは抽象的な情報を扱うようになったために、時として全く無関係な情報に関係があると思い込んでしまうようになったのである。

sakkaku2.jpg

情報の比較検討により関連性の有無を正しく理解できなければ、的確な判断を下すことはできない。

正しく情報の関連性を理解できた例

交易所における相場変動の仕様は、攻略要素であるため非公開になっている部分が多い。
しかし、多くのプレイヤーの経験の積み重ねや検証により、現在ではかなり正確な仕様を把握することができている。
参照:商人育成/交易品と相場
投資による港の影響度の変動も、オープン当初は仕様が不明であった。
当時は、港の旗を変えられる規模の資金を個人で持つプレイヤーは少なく、多人数入り乱れての投資戦が主流であった。
このため、影響度変動の要員としては

  • 投資金額
  • 投資口数
  • 参加人数

などの説が噂されたものの、真偽はわからないままだった。
その後、少人数での投資によって影響度が覆る事がわかったため、参加人数は無関係と判明した。
さらに、少人数の投資でも多人数の投資戦と同じくらいの投資金額で同じように影響度が変動することがわかり、
投資口数ではなく投資金額が影響度変動の直接の要因となることがわかった。

以上のように、複数の人、複数の手法による調査と検証は情報の関連性を正しく把握する上で重要であることを覚えておこう。
チャット等で意見交換をすることでミスに気づいたり、新しい事実が判明する可能性もある。

余談

前述の「太郎君」の問題は数学の問題である。
数学は算数と異なり、答えの数値だけでなく、答えに至るまでの計算過程まで含めて評価の対象となる。
偶然の一致でもいいから正解を出すことではなく、数値情報を比較検討し、答えを得るために必要な情報を組み合わせて回答を導くことが数学の本質なのである。
情報が氾濫する現代では数学は必須とも言うべき学問だが、残念ながら日本においては社会で役に立たない学問の代表格や、単なる受験科目として語られることが多く、教える側の多くも数学の重要性を十分に説明できないのが現状である。

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Last-modified: 2008-11-26 (水) 22:48:11 (3617d)