(2006年9月27日のポルトガル復興議会にて承認されました)
攻撃投資対象の決定
交易路を作り上げたら、いよいよ投資による港の奪取を行うことになる。
最初のうちは交易の収入に限りがあるため、投資対象の港は慎重に決めなくてはならない。
港の生産性
交易路に対して港が果たす役割は様々である。
投資戦を考える場合港の奪取による交易路の収入増加を考慮することでより効果的な攻撃投資を行うことができる。
語句が長いので、これを港の生産性と呼ぶことにする。
以下に港の持つ役割を生産性の高い順に記す。実際の港は、ほとんどの場合複数の側面を併せ持つので注意する。
交易品の売却場所
- 旗はふっかけ回数、関税の有無を左右する。
- 交易の利益に与える影響が大きく、最も生産性が高い。
交易品の購入場所
- 旗は値切り回数、関税、購入数を左右する。
- 高額品の場合、購入数への影響はほとんど無い。
- 交易品の購入は複数回に分けて行われることが多く、値切りの利益への影響はふっかけに比べて小さい。
- 生産性は売却場所の次に高い。
- バザールによる交易品売却や、道具屋への売却が絡む交易路では、原価が最終的な利益を左右するので、購入場所が最も生産性が高いと言える。
交通の要所
- 迂回不可能な海域の港。
- クエスト等で寄ることが多い港。
- 長距離交易の場合、商船が補給することが多い港。
- PKの活動拠点になる可能性が高い。
- 旗は敵対度が極めて高いPKの入港を制限する。PKKが困難な場合にPKの一方的な活動を制限する。
PKの活動拠点
- 交通の要所と似ているが、PK以外はあまり利用しない。
- 旗は敵対度が極めて高いPKの入港を制限する。PKKが困難な場合にPKの一方的な活動を制限する。
- 生産性は最も低い。
攻撃投資の優先順位
ここに記すのはあくまでも基本的な考え方である。
実際の投資戦は、お互いの資金力が直接分からないため、心理的な要素も絡んでくる。
相手がどのような考え方で優先順位を決めるかを知り、それに応じて優先順位を設定すると良い。
投資戦の経験豊富な人と意見交換したり、過去の投資戦を調べたりしてみよう。
自国:生産性高 他国:生産性高
- 多数の国が入り乱れての投資戦が勃発する可能性が高い。
- 攻撃投資の優先度は低くはないが、維持・防衛で資金を大幅に消耗する可能性が高く、投資資金にかなり余裕が無い限り最優先にするべきではない。
- 投資を行う前に、港の利用方法を見直して、少しでも競合相手の生産性を上回るように工夫したほうが良い。
自国:生産性高 他国:生産性低
- 最優先で奪取すべき港。
- 維持・防衛は比較的楽である。他国からの攻撃投資は、そのまま相手の資金の浪費を意味する。
自国:生産性低 他国:生産性高
- 投資の優先順位は低い。
- 自国の重要港が投資攻撃を頻繁に受けている場合には、攻撃的な防衛として投資対象にすることもある。
自国:生産性低 他国:生産性低
- 基本的に優先度は最も低いが、同じ海域の港を全て自国の旗に統一した場合、大海戦で攻め込まれにくくなるというメリットが生まれる。
- 重要港の存在する海域では検討に値するだろう。
攻撃投資の方法
投資方法にも様々な形態がある。
自国の投資資金に応じて、適切な方法を選択したい。
交渉による譲渡
- 一般的には攻撃投資とは呼ばれないが、港奪取の方法の一つとして記載する。
- 自国にとって最も生産性が高く、相手国にとって生産性の低い港であれば交渉しやすく、維持・防衛のコストが比較的少なくて済む。
個人投資
投資ツアー
- 交易ツアーと組み合わせれば、資金の消耗を抑えられる。投資戦が長期化する場合に有効。
- 投資家だけでなく、護衛の軍人と一緒に楽しむことができる。ついでに敵国の海賊にも刺激になるので、ゲーム全体が盛り上がる。
- まだインドに行けないプレイヤーの交易名声稼ぎの支援にもなる。
戦線の拡大
同盟港が増え、交易が活発になると、さらなる投資資金を得ることができる。
しかし、安易な戦線の拡大は危険が伴う。
繰り返し述べるが、投資戦では相手の資金力を正確に把握することが困難であるため、戦線の拡大は投資家の経済・心理両面の負担増大に繋がる。
特に、同時に2国以上を相手に総力戦を行った場合は、どんな大国でも勝利を収めることは難しくなる。
以上の点はノトスサーバの過去の投資戦の経緯によって実証されているため、肝に銘じておきたい。