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(2008年10月1日のポルトガル復興議会にて承認されました)

デマと真実

多くの人が集まり、情報交換が行われるとき、悪意の有る無しに関わらず不確かな情報が流れることがある。
ただの噂程度の話であればそれほど害は無いが、爆発的に広まってしまうと危険なデマになることもある。
本項ではデマの例を挙げつつその危険性を再確認したい。

関東大震災のデマ

関東大震災では「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などといったデマが流れ、パニックに陥った群集が朝鮮人や中国人だけでなく方言を話す地方出身者の日本人まで殺害する事件になった。
その一方、デマに惑わされた群衆を前にして、警察署長が毒が入ったと言われた井戸の水を飲み 事態を静めた地域もあった。
当時はまだラジオ放送が実用化されておらず、人々が信頼できる情報を得る手段は非常に限られていた。このような中で冷静に行動できる人間は少数派だったのである。
しかし、ラジオや電話の災害時サービスが発達した現代でも、大規模な災害のたびにデマが流れている。
人間は大きな不安を感じている状況では、予断や偏見、噂に左右されやすいものであることを覚えておいた方がいいだろう。

ゲーム内で実際に起きた騒動

ゲーム内でも怪しげな情報がしばしば流れることがある。我々がプレイしている大航海時代Onlineでもその例外ではない。
ゲーム内で信頼できる情報は基本的に、運営によるアナウンス、次いでGMへの質疑応答、その次に知り合いのプレイヤーとの会話という順番になる。
ゲームでは災害に遭ったときのような不安に陥ることは考えにくいが、情報を得る手段は限られている。
特にプレイヤー同士の問題については運営側は関与しないことが多く、情報を得る際には注意を払う必要がある。

未登場の交易品の噂

投資によって港の発展度が上昇した場合、交易品販売所に新しい交易品が追加されることがある。
現在では、交易品の売却時の価格から未登場の交易品が判別できることが知られている。しかし、この仕様が判明していなかったオープン初期の頃は「○○に生糸が出るらしい」などといった噂が時々流れていたのである。
大規模な混乱は起こらなかったものの、噂に釣られて投資してしまったプレイヤーもいたようである。

イベントで発生した混乱

2006年11月に実施された公式イベントグルメレース」では、初回のレースでクイズの答え(誤答)がシャウトされた。
このとき、シャウトの内容を正解と思い込んで回答したり、他の人も次々にシャウトしたことでログが流れて回答方法(NPCに話し掛ける)が分からなくなる人が続出し、スタート地点のロンドンで混乱が起きた。
このイベントでは各サーバ間での競争も行われていたが、混乱が生じた結果Notosサーバは初回のレースで大きく出遅れることとなった。
なお、他のサーバでも似たような事が起こったとの情報もあり、事実ならかなり悪質ないたずらであったと思われる。

最も危険なデマとは

自分自身の口から出たデマが実は最も危険である。自分で考えて出した結論を、自分で疑えるほど冷静な人間はまずいない。
これを逆手に取った詐欺の手口で「騙す相手に結論を言わせる」という手法が存在する。振り込め詐欺などで相手に自分の名前を言わせるのがその一例である。
真偽の怪しい情報を安易に口にすることは、自分自身にとっても危険なことなのである。
知らないうちにデマに荷担することを防ぎ、真実に至るには、判断材料となる情報の真偽を良く確かめなければならない。
情報の吟味のしかたについては次項で説明する。

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Last-modified: 2008-10-02 (木) 20:09:11 (5684d)