悪意あるデマが流されたりパニックが起こったりするとき、多くの場合その下地となる状況が存在する。
すなわち
といった状況である。
放置すれば外部からの悪意が無くても自滅してしまう危険性があるため、このような事態は早めに解決できるようにしたい。
情報は大きく2つの種類に分けられる。広まることで価値を増す情報と広まることで価値を失う情報である。
前者の例は各種教育や防災・防犯の知識などが挙げられる。もちろんこのWikiの初心者向けノウハウなども同じである。後者の例では料理店の秘伝メニューやスポーツの団体競技における戦術がある。ゲーム内では対人戦の戦術がこれに相当するのではないだろうか。
広まることで価値を増す情報は、どんな時でも情報交換の対象として良い。ゲーム内で情報交換がおろそかになると、プレイヤーの知識の底上げができなくなるだけでなく、新規プレイヤーからも敬遠される恐れがある。
トルコの昔話より*1
むかしあるところにいたずら好きの男が住んでいました。 ある日のこと、男がかごを抱えて広場に向かう通りを走っていました。 街の人がなぜ急いでいるのか聞くと男は答えました。 「今広場でいちじくをただで配っているんだ。これが急がずにいられるか。」 話を聞いた街の人たちはそれぞれ入れ物を持って我先にと広場に向かいました。 人から人へと噂が広まり、広場に走っていく人はどんどん増えていきます。 男はこっそり家に戻り、騙された人々の様子を見て面白がっていました。 しかし次第に落ち着かなくなり、ついに妻にこういいました。 「ちょっと広場に行ってくる。こりゃもしかしたら本当にいちじくをただで配っているのかもしれない。」
信頼性の無い情報が広まれば、巡り巡って自分自身の判断力も失われてしまう危険性がある。
情報の見きわめ方については別項で解説する。
我々は楽しくゲームを遊ぶために時間を割き、料金を支払っているのである。
議会に参加するプレイヤーも参加しないプレイヤーも、国を意識するプレイヤーもしないプレイヤーも、その点ではほとんどのプレイヤーが一致するはずである。